グランピングの意味がわからない方必見！勘違いされやすい理由5選と楽しみ方を紹介

アウトドアに興味があり、グランピングに挑戦してみたいけれど、

• アウトドア初心者でも楽しめるか不安
• グランピングの楽しみ方がよくわからない
• 価格が高くて予約に勇気がいる

といった悩みを抱えている方はいませんか？

実は、キャンプ道具やアウトドア知識がない初心者こそ、グランピングにぴったりです。子供から大人まで、快適にアウトドアを楽しめます。

この記事では、「グランピングの意味がわからない」と言われる理由や楽しみ方、魅力、そして初心者におすすめのグランピング施設について、徹底解説します！

グランピングの意味が分からないと言われる理由5選

ネット上で「グランピングの意味が分からない」という声をよく耳にしますが、その主な理由は以下の5つです。

グランピングに明確な定義がない

グランピングとは、「グラマラス（豪華な）」と「キャンピング」を組み合わせた造語で、豪華な宿泊施設や設備が整ったキャンプ体験を指します。

ただし、グランピングに明確な定義はありません。

• キャンプ場の常設テントにベッドを設置した
• ホテルの一室にテントを設置した
• コテージだけど、見た目が華やかだからとりあえずグランピングと記載

一概にグランピングと言っても設備やサービスに大きな差があるのが実情です。そのため、利用者としては「グランピングの意味がよくわからない！」となるのも当然です。

手ぶらキャンプと混同している

最近では、アウトドア用品を持っていなくても、手ぶらでキャンプを楽しむことができる施設が増えています。ただし、設備や機材は貸し出してもらえるものの、それ以外は通常のキャンプと大きな違いはありません。

食材の調達や後片付けが必要であり、トイレや炊事場が汚れていることや、寝具が硬くて寝苦しいこともあります。 また、季節によっては暑さや寒さに悩まされることも多いです。

キャンプ場によっては、追加費用を払うことでBBQセット（食材と調理器具等）を用意してくれる場所もあります。

一方、グランピングでは豪華な食事が提供され、準備や片付けが不要です。空調の効いた快適な部屋で、素晴らしいロケーションとアウトドア体験を楽しめます。

宿泊料金が高いと感じる

グランピングは豪華な宿泊施設や設備が整っているため、一般的なキャンプと比べて宿泊料金が高くなりがちです。そのため、「だったらホテル泊で良くない？」と思うのもある意味当然かもしれません。

しかし、準備や片付けの手間がなく、快適な空間でアウトドアを楽しめるという大きなメリットがあります。また、グランピングにはコテージ・ドーム・テントなどのさまざまな種類があり、予算や好みに応じて宿泊タイプを選べます。

予約方法によっては割引が適用されることもあるため、予約する時期を検討するのも良いでしょう。

SNS映えを目的とした場所だと誤解している

グランピングの施設は豪華で写真映えするため、ついSNS映えを意識した写真を撮りたくなります。でも、それ以外にも楽しめることがたくさんあります。 素晴らしいロケーションを楽しみながら、アウトドアの魅力を存分に味わってほしいです。

グランピングの楽しみ方の一例としては、以下のものが挙げられます。

詳細は「グランピングの楽しみ方」をご確認ください。

不便さを求めるキャンパーにとっては快適すぎる

ベテランのキャンパーにとっては、不便さもキャンプの醍醐味の一つ。空調の効いた快適な空間でアウトドアを楽しむことに違和感を感じるかもしれません。

しかし、アウトドア初心者にとっては、むしろ快適で手軽にアウトドアを楽しみたいというのが本音でしょう。トイレやお風呂などの施設が十分でないことに抵抗を感じる人もいますが、グランピングならその点も安心です。

このように求めることに違いから、（特にベテランキャンパーにとって）「グランピングは意味がわからない！」と言われてしまうこともあります。

グランピング、キャンプ、ホテルの違い

グランピングは、一般的なホテルのようなお手軽さと清潔さを兼ね備えながら、アウトドアや素晴らしいロケーションを楽しめる魅力があります。

グランピング、キャンプ、ホテルの違いを一覧で表すと下記のとおりです。

	グランピング	キャンプ	一般的なホテル
お手軽さ （準備・片付け）
豊かな自然
アクティビティ
施設の綺麗さ
価格目安 （大人2人、子供2人）	8~15万円	~1万円	5~10万円

キャンプは道具一式を揃えるのに、別途8万〜15万程度必要になります。

グランピングには大きく分けて3つのタイプがあります。コテージ、ドーム、テントそれぞれの特徴を説明していきます。

コテージ

コテージタイプでは、まるで貸別荘のような宿泊体験ができます。 お風呂やトイレなどの設備が整っているところも多く、子連れの家族にとって安心です。

雨が降った場合でも、室内で快適に過ごせ、雨音も気になりません。

ドーム

ドームタイプは、特にユニークな宿泊体験ができるのが特徴です。強度に優れたジオデシック構造を採用しているため、風や雨に対して高い耐久性があります。

デザイン性にも優れ、内部の空間も広く、おしゃれなインテリアが配置されているため、写真映えすること間違いなしです。3タイプの中でも、価格が高めに設定されていることが多いです。

テント

テントタイプでは、最もキャンプに近い宿泊体験ができます。テント内にはベッドが設置されているため、快適に寝ることが可能です。

ただし、スペースがそれほど広くないため、設置されるベッドは2つ程度が一般的。防音性も乏しいため、大人数での宿泊や小さな子供の宿泊にはあまり適していません。 また、エアコンが設置されていないため、真夏や真冬には快適に過ごしづらい点があります。

コテージやドームタイプと比較して、価格は数万円程度低めに設定されていることが多いです。

グランピング宿泊当日の流れ

グランピング宿泊の流れは以下のようになります。実際グランピング宿泊をした例をもとに簡単に説明します。

グランピングの魅力5選

グランピング自体の意味や過ごし方がわかったところで、次はグランピングの魅力5選を紹介します。

キャンプ道具を持っていなくても、手軽にアウトドアを満喫できる

グランピングの一番の魅力は、何といってもその「お手軽さ！」です。食材の手配はもちろん、片付けをする必要がない点は最大のメリットです。

キャンプ道具は比較的高価で、保管場所も必要。アウトドア初心者には、まずはグランピングでアウトドアを体験することをおすすめします。

非日常感を味わえる

グランピングは、キャンプ同様に自然豊かな環境で過ごすため、ゆったりとした時間の中でリラックス効果も大きく得られます。

さらに、ロケーションの良さが加わり、日常生活では味わえない「非日常感」を楽しむことができます。

季節を問わず宿泊できる

通常のキャンプには適した季節（主に春・秋）がありますが、グランピングは冷暖房設備が整っているため、年中楽しめます。薪ストーブがあれば、室内で薪が燃える様子を眺めることもできます。

冬にはBBQではなく鍋料理が提供されるなど、季節に合わせて食事の内容が変わることもあり、季節ごとに違った楽しみ方ができるのも魅力です。

宿泊する時のアメニティがホテルと同等レベル

グランピング施設のアメニティは施設ごとに異なりますが、概ね以下のようなものは準備されています。

最低限、ビジネスホテルで提供されるアメニティは揃っているので、グランピングに持っていく荷物は通常の旅行とほとんど変わりません。

冷暖房の効いた部屋で快適に過ごせる

キャンプの場合、夏は暑くて寝苦しかったり、冬は寒すぎて眠れなかったり。。快適に過ごせる時期は意外と短いです。

一方、グランピングでは冷暖房設備が整っており、しっかりとしたベッドや布団が用意されているため、年中快適に眠ることができます。

グランピングの楽しみ方

グランピングで楽しめる内容は施設によって異なりますが、どのような楽しみ方があるかを知っておくと、施設選びの際に役立ちます。

以下の3つの観点から見てみましょう。

家族みんなで楽しめること

家族でグランピングに行くと、一緒に楽しめるアクティビティがあり、たくさんの思い出を作ることができます。

BBQ

グランピングといえば、豪華な食事が1番の楽しみです。定番はやっぱりBBQ！

豪華な食材を素晴らしいロケーションと共に楽しみ、お腹も心も満たされる贅沢なひとときを過ごせます。

焚き火

焚き火を囲んで家族でゆっくりと会話をする時間は最高です。Nむら家では、子供たちと一緒にスモア（マシュマロを焼き、板チョコと合わせてクラッカーに挟んだもの）を楽しんでいます。

子供がある程度大きくなると、着火や火の調整なども家族みんなで協力して行うことができます。

自然散策

グランピング場の近くに川や森があると、家族でのお散歩も楽しいものです。普段見ることのない景色や自然に触れることで、リフレッシュできます。

満点の星空

天気が良いと、都会では見ることのできない美しい星空を楽しむことができます。

季節によっては、子供たちと一緒に夏の大三角形や北斗七星などの星座を探してみるのもおすすめです！

天体観測用の望遠鏡などを一式貸してくれるグランピング場もあります。満天の星空を推しているグランピング場に行く際には、ぜひ事前に施設に確認しましょう。

貸切のお風呂

広々としたお風呂を家族だけで満喫できるのは、とても贅沢な時間です。施設によってはジャグジー付きや露天風呂もあり、お風呂が好きな方はぜひチェックしてみてください。

子供が楽しめること

子供と一緒にグランピングに行くなら、子供たちが楽しめることにもこだわりましょう。

アスレチック

施設によっては、場内に遊び場が併設されていることも。敷地内で遊べるのは、大人にとってもお手軽で嬉しいポイントです。ブランコや滑り台、木で作られた遊具で思いっきり遊んでもらいましょう！

近くに本格的なアスレチック施設があるグランピング場も多く、たっぷり遊んだ後には豪華な食事が待っています。

探検・昆虫採集

虫が好きな子供には、カブトムシやクワガタなどを捕まえやすい、自然に囲まれたグランピング施設もあります。捕まえやすいポイントを教えてくれるところもあるので、事前に確認してみると良いでしょう。

森の中を探検しながら、どんぐりや松ぼっくりなどの木の実を集めるのも、小さな子供にはおすすめです。集めた松ぼっくりは、焚き火の際に着火剤としても利用できます。

プール

施設内に共用プールやプライベートプールがある施設もあります。水遊びが好きな子供には最適です。

水着や浮き輪は持参する必要がありますが、特にプライベートプールは家族だけで楽しめます。好きな時間に周りの目を気にせずに遊ぶことができます。

川遊び

近くに川がある施設では、自然豊かな川遊びが楽しめます。

川で水遊びをしたり、魚を捕まえたりと、普段できない体験ができます。中にはサンダルやアミ・バケツなどを貸してくれる施設も。気になる場合は事前に施設に確認し、必要であれば持参すると良いでしょう。

動物との触れ合い

動物園が近くにある施設や、施設内で動物を飼育しているグランピング施設もあり、動物に餌をあげたり触れ合ったりすることができます。（餌やりの可否は施設に必ず確認してください。）

動物園や牧場とセットでグランピングに行くのもおすすめです。気軽に動物に会いに行けるのは、嬉しいポイントですね！

大人が楽しめること

子供だけでなく、大人ならではの楽しみ方もあります。

専用サウナ

自然の中でのプライベートサウナは格別です。

空きがあれば当日でも予約できる場合もありますが、多くの施設では事前予約が必要です。体験したい方は、宿泊予約と合わせて予約するのが良いでしょう。

エステ・マッサージ

グランピング施設によっては、マッサージや出張エステを提供しているところもあります。

事前予約が必要ですが、普段頑張っている自分へのご褒美として、自然豊かな環境で身も心も整えてリフレッシュするのもおすすめです。

子連れ・アウトドア初心者におすすめなグランピング施設

子連れ・アウトドア初心者の家族におすすめのグランピング施設で、首都圏から行きやすいのは以下の3つです。

BUB リゾート長生（千葉）

NむらおすすめNo.1の施設は、BUBリゾート千葉です。「子供が楽しめる」という点では群を抜いています。

事前予約や追加料金なしで気軽にアクティビティに参加でき、スタッフが全力で遊んでくれます。親も一緒にアクティビティに参加したり、遠くから我が子が遊んでいる姿を眺めたりもできます。

また、地域直産のお肉や海鮮、新鮮な野菜が食べ放題のBBQも魅力です。

KEIKOKU GLAMPING TENT

KEIKOKU GLAMPING TENTは、東京都内にある自然を満喫できる豪華なグランピング施設で、部屋はわずか2つしかありません。

プライベートな空間で、サウナやマッサージ、屋外ジャグジー、プールが楽しめるだけでなく、近くに川もあるため川遊びも満喫できます。朝食には、檜原村で焼き上げたこだわりのパンも楽しめます。

THE BAMBOO FOREST

「動物園」と「グランピング」が満喫できるのがTHE BAMBOO FOREST。キリンと一緒に朝食を楽しめる特別な体験ができます。

併設されている動物園「アニマルワンダーリゾート・サユリワールド」の入園券が宿泊プレゼントとして付いており、開園前から楽しめるのも魅力の一つです。動物と触れ合いつつ、豪華なBBQを楽しみましょう！

アウトドア初心者こそグランピングはおすすめ

この記事では、グランピングの意味が分からないと言われる理由や楽しみ方や魅力、おすすめのグランピング施設などを解説しました。

グランピングはホテルと同様に快適な宿泊ができつつ、お手軽にアウトドアを楽しめるため、アウトドア初心者にこそおすすめです。

という方は、ぜひ一度体験してみてください。不便さを求めるキャンプや手ぶらキャンプとは全く異なる体験です。子供はもちろん、大人も今まで経験したことのない贅沢なひとときを過ごせます。

関東圏にお住まいの方には、その他おすすめのグランピング施設一覧もありますので、ぜひチェックしてみてください。

以上、参考になれば幸いです。