- そもそもクッカーって何?キャンプ用語がよくわからない
- キャンプで使う軽量コンパクト×高コスパなクッカーを探している
- モンベルアルパインクッカーの使用感を知りたい
この前キャンプでBBQしたけど、アヒージョとかも作りたくなってきたよ。キャンプで使える鍋が必要なんだけど、どんなのがいいのかな?
キャンプ道具はいろいろ種類があるから、どういうのを買うべきか全然わからないよね。。
キャンプ料理の王道といえばBBQですが、時々プラス一品が欲しくなりませんか?
もしくは、肌寒い日だと「炊き込みご飯とあったかい鍋」が食べたいみたいな日もありますね。
そんなときに、しっかりと料理を作れるフライパンや鍋セット=クッカーがあると、とっても便利です。
キャンプ料理のバリエーションが一気に広がりますのでおすすめですよ!
「電車キャンプ歴5年」のNむらが、キャンプでも家でも使える本当に便利なクッカーセットをご紹介します。
- キャンプ用のクッカーに求められる機能
- モンベルアルパインクッカーをお勧めする理由
- モンベルアルパインクッカーの利用シーン
今回ご紹介する商品はこちらです↓
そもそもクッカー(コッヘル)とは
いきなりで悪いんだけど、クッカーって何?ベテランキャンパーさんが「コッヘル」って言ってた気もするけど、同じもの?
確かに分かりづらいよね。。それではお勧め商品の前に、まずは用語や種類から説明しますね。おすすめをサクっとみたい方はこちらからどうぞ!
クッカーとは携帯用の調理器具
クッカーをWikiで調べると、こんな感じで出てきます。
コッヘルとは、キャンプ、登山等主に屋外で使用される携帯用の小型の調理器具である。語源はドイツ語のKocher(調理するもの、調理器具)による。英語のクッカー(Cooker )とほぼ同義。
Wikipedia
自転車や徒歩など携帯できる荷物が限られる場で使用するため、同じメーカーの製品であれば異なる大きさの物を組み合わせた上で重ねて収納(スタッキング)できるようにしてある物がほとんどである。
つまり、クッカーとコッヘルは同じで、携帯用の調理器具ということですね。
家庭用の調理器具とは異なり、軽量かつコンパクトに収納できるという点もポイントです。
なるほどー!用語はばっちりです。
初心者キャンパーにおすすめはアルミ製
クッカーの種類には、ステンレス、アルミ、チタンがあります。
ざっくりそれぞれの特徴をまとめると以下のようになります。
ステンレス製
・丈夫で耐久性があるが、やや重い
・焦げ付いてもたわしなどで磨けば落ちる
アルミ製
・安価で軽量かつ熱伝導率も高いため、最も一般的な素材
・表面加工は強い衝撃ではがれる(焦げると対処にやや困る)
チタン製
・丈夫で軽量だがやや高価格
・熱伝導率が低く、調理にやや時間がかかる
この中で、初心者キャンパーにお勧めなのはアルミ製です。
安価で軽量、扱いやすいと3拍子揃っているのは嬉しいところです。
チタンの軽さも良いのですが、我が家ではコスパと使いやすさを重視しました。
流行りのスキレットは電車キャンパーには向かない
そういえば、鉄製のスキレットが流行っているみたいだけど、あれはどうなの?
肉料理がおいしくできるとか、直接焚火で料理ができるとかのメリットはあるものの、、、重いから個人的にはお勧めできません!
スキレットは初心者キャンパーにとってあこがれ的なものですが、重さが唯一そして重大な欠点なのです。
ただでさえたくさんの荷物を持っていく必要があるキャンプに、鉄製の重い鍋をもっていくのは、、電車派の我が家にはちょっと無理です。
なお、多くのスキレットはシーズニングという使用前の独特なお手入れが必要なので、購入時にはご注意を。。
- スキレットを洗剤で洗う
- 強火で水分を飛ばす
- スキレット全体に油を塗る
- くず野菜を炒める(鉄臭さを消す)
- 油を塗る
重さと管理の手間よりも、料理のクオリティを重視する方はスキレットがあると良いですね。
- 携帯用の調理器具のことで、軽量・コンパクト収納ができる
- 種類にはステンレス、アルミ、チタンがある
- 「安価×軽量×扱いやすい」アルミ製がおすすめ
クッカーを選ぶポイント
ここでは主にファミリーキャンプ初心者が、初めてアウトドアで調理器具を購入するために、抑えておくべきポイントを紹介します。
前提:どこでどんな料理をするか
まずは「どのタイミングで」「どんな料理」を作りたいかを決めることで、「どんな調理道具」が良いのか見えてきます。
Nむら家が想定した利用シーンはこちらです。
夕飯のBBQ時のサブに使いたい(アヒージョを追加するなど)
コーヒーやスープ用にお湯を沸かすサイズの鍋も欲しい
夕飯など料理数が多くなる際に、すべてをクッカーセットだけで賄いたいとは考えていません。
多くの場合BBQ台も使用しますし、鍋料理ががっつり食べたい場合は大きめの鍋をレンタルすれば良いですからね。
ということで、我が家の場合は、複数の鍋(大・小)とフライパンのセットを購入すれば、ほとんどのシーンで十分だと考えました。
軽量・コンパクト
電車キャンパーは特にですが、クッカーが大きくて重いと移動時に負担になります。
そのため、調理器具も小さくて軽いに越したことはありません。
料理によほど思入れがある、料理がキャンプのメインであるという場合以外は、とにかく軽量・コンパクトなタイプを選びましょう。
また、コンパクトになるという点においては、スタッキング(重ねて収納)という概念もポイントです。
クッカー自体がスタッキングできてコンパクトになるか、さらには中に食器類なども入るかどうかがポイントとなってきます。
ちなみに四角形のクッカーもあるみたいだけど、それはどうなの?お湯とか注ぎやすいって聞いたけど。
個人的にはあまりお勧めしません。角の汚れが落ちにくい、熱が均一に回らないなどが理由として挙げられます。また、食器類は丸形が多いのでスタッキング(重ねて収納)しにくいことも気になります。我が家のスタッキングの例は後ほど紹介しますね。
汎用的で、使い勝手が良い
どんな料理をするかというのは、行く場所や時期、その時の気分によって違うかもしれません。
でも、その都度目的にあった調理器具を用意するのは、ちょっと避けたいですよね。。
我が家の経験から、なるべく幅広い用途で使える適度なサイズの鍋(大・小)と、フライパンがあれば困ることはまずありません。
その上で、使い勝手を考慮すると良いかと思います。
使い勝手と言っても一概には難しくない?
子どもも簡単に扱えるかという観点でチェックしました。重さや持ち手カバーなど多岐にわたりますが、以下にまとめます。
- サイズ/重さは適切か
- 持ちやすいか
- 持ち手が熱くならないか(カバーがあるか)
- 蓋はあるか、取り外しは簡単か
- 汁物を扱う場合、注ぎやすいか
- 使用後に洗いやすいか(汚れが落ちやすいか)
誰にとっても使いやすいものはないですが、こういったポイントを考慮の上で判断すると失敗が少ないです。
あんまり重いのは嫌だよ。手伝いたくても疲れちゃうから。
フライパンは焦げ付きにくいようにフッ素加工がしてあると安心です。
コストパフォーマンスが良い
そして、最後にコスパが良いかです。
見た目がかっこよくて性能も良いけど高い!本当によくあります。
予算オーバーしないよう、最初にキャンプ道具全体の予算を検討してから購入することをお勧めします。
もちろん目的や価値観によって高い・安いは変わってくるので、いくらまでという目安はありません。
目的に合致して、納得できるコストであれば購入しましょう。
- まずは使用用途を決める(どこでどんな料理をするか)
- 軽量、コンパクトである
- 汎用的で、使い勝手が良い
- コストパフォーマンスが良い
モンベルアルパインクッカー14+16 パンセットがおすすめ
我が家では熟考を重ねて、最終的にモンベルアルパインクッカー14+16 パンセットを購入しました。
約4年間使用した上での良い点・悪い点、およびその他のちょっとだけ気になった商品などをご紹介します。
要望が多過ぎたせいか探すのは結構苦労しました。でも、電車キャンパー的にはトータルの大きさ・軽さも、使い勝手やコストも譲れなかったんですよね。。
良いところ(1)軽量・コンパクト
モンベルアルパインクッカー14+16 パンセットは軽量かつコンパクトです。
多くの利用シーンで活躍できる鍋とフライパンがセットになっておりつつ、1kgをゆうに切る軽さ!
熱くなる部位にしっかりとシリコン製のカバーがついているところも嬉しいところです。
以下がスペック表です。
名称 | モンベルアルパインクッカー14+16 パンセット |
内容 | アルパインフライパン 16 アルパインクッカー16(大鍋:1.5L) アルパインクッカー14(小鍋:0.8L) |
素材 | 本体:アルミニウム合金 ハンドルカバー:シリコーン ふた取っ手:シリコーン |
重量 | 610g (バッグ込み:644g) |
収納 サイズ | 直径18.0×高さ12.0cm |
また、こちらはかなりコンパクトに収納できます。
我が家で標準的に持っていくお皿たちです。(100均の紙皿も別途用意します)
左の黄色の大きめのボウルは同じくモンベル製品で、鍋にジャストフィットするように作られています。
左下はよくある標準的なシェラカップ。右側のカラフルな皿は、確かイケアで買いました。
これらの皿類をまずはアルパインクッカー14(小鍋)に詰め込みます。
その後、フライパンをアルパインクッカー16(大鍋)の下にセットし、 小鍋を大鍋の中に入れます。
詰め込み過ぎて、やや入らない(笑)
とはいえ、メッシュバックがあるので、詰め込めばわからない!完成!!
調理関連道具が一か所にまとめられるんだ!スタッキングってすごいね。。
我が家の場合ちょっとはみ出たりしていますが、キャンプ道具にスタッキングは必須です!大鍋と小鍋の間にややスペースあるので、ガチ勢はそこにもさらに何か入れるかもです(笑)
良いところ(2)汎用的で、使い勝手が良い
鍋とフライパンのセットなので、色々なシーンで利用できます。
アウトドアではまさに万能の活躍
BBQ時にはアヒージョをプラスしたり、炭に火が付く前に、先行してお肉を別途焼いたり。
(子どもが小さいうちはずっと待たせると機嫌悪くなりますし。。)
8歳の長男はキャンプに行くとよく料理を手伝ってくれます。
この日の献立は下記の通りです。モンベルのアルパインクッカーをフルに使用すれば、家族4人分くらいはぎりぎり用意できます。
- ソーセージ/ハンバーグ:アルパインフライパン 16を使用
- 炊き込みご飯:アルパインクッカー16(大鍋)を使用
- 野菜スープ→アルパインクッカー14(小鍋)を使用
- その他生野菜→カットしてお皿に盛り付け
*料理後の写真は撮れませんでした。料理が完成した瞬間から子ども達が我先にと食べるので(笑)
4歳長女(当時3歳)も時々手伝ってくれます。
持ち手もカバーがついてしっかりしているし、そこまで大きくないから扱いやすいようです。
実は家でも使いやすい
ちなみに、ここは買ってから気づいたのですが、、
自宅で袋めん(ラーメンとかそばとか)を1人用だけ作るシーンがたまにありますが、そこではこのフライパンが大活躍します。
ちょうどいいサイズ感で、
出来上がったらそのままフライパンのまま食べられますので、食器を洗う必要もなし!
やや「ずぼら感」がありますが、家でも使いたい人は是非参考にしてください。
家庭内で意見が割れたときのアピールポイントとしても使えそうだね(笑)
良いところ(3)コストパフォーマンスが良い
そしてこのモンベルアルパインクッカー14+16 パンセットは、他社製品に比べてかなりお得な値段です。
我が家では約4年間、キャンプではほぼ毎回、家でも時々使って多少傷んではきていますが、まだまだ全然使用できます。
キャンプ場でレンタルすると、鍋1つで500円(3つだと1500円)くらいかかったりするので、キャンプに何度か行く予定なら是非買っておきたい商品です。
気になるところ
かなりべた褒めしていたけど、何か使っていて悪い点ってないの?
正直そんなにないのですが、強いてあげれば以下のようなことが言えます。
今後子どもが大きくなると、家族4人分の料理を作るにはやや容量が足りない
大人気商品のため、在庫切れ気味
容量を増やすとサイズも大きくなるので、今後足りないと思ったらそこだけレンタルすればいいかなと思っています。
- 軽量、コンパクト
- 汎用的で、使い勝手が良い(子どもも使える、家でも使える)
- コストパフォーマンスが良い
- 家族4人分の料理をガチで作ると容量が足りないので、必要なら追加でレンタル
その他検討した商品
購入にあたって、モンベルアルパインクッカー14+16 パンセット以外にも、良いクッカーセットがないかなと色々探してみました。
正直多くは見つけられませんでしたが、検討の余地がある商品もあったので、そちらもご紹介します。
アルミパーソナルクッカーセット(スノーピーク)
名称 | アルミパーソナルクッカーセット (スノーピーク) |
内容 | クッカーL/1,000ml クッカーS/700ml フタL/500ml フタS/350ml *フタはフライパンとしても使用可 |
素材 | 本体:アルミ(アルマイト加工) ハンドル:ステンレス 収納ケース:メッシュ |
重量 | 485g |
収納 サイズ | 直径15.5×高さ10.0cm |
価格 | 4,180円(税込み、公式サイトより) |
キャンパー憧れのスノーピークブランドです!
スノーピークにしては費用が抑えめなので、正直最後まで悩みました。
ただ、以下の点がやはり我が家の用途と合致しませんでした。
- 家族用としてはやや小さい
- フライパンとしての機能が物足りない(加工がなく、焦げ付きやすいとのこと)
- 蓋を使うとフライパンが使えない
- 持ち手にカバーがない
ただし、もともとの見た目のカッコよさにプラスして、使えば使うほど味が出そうではあるので、少人数キャンプを楽しむ方には良いかと思います。
ちなみに、鍋は一つでいいと割り切れれば、こちらの商品「ヤエン クッカー 1500」もおすすめです。
さすがスノーピーク、かっこいい!!
アルミクッカー Sセット(キャプテンスタッグ)
名称 | アルミクッカー Sセット (キャプテンスタッグ) |
内容 | 16cm鍋(2.0L) 14cm鍋(1.2L) 17cmフライパン |
素材 | 本体:アルミニウム(ふっ素樹脂塗膜加工) ふたつまみ・取っ手:フェノール樹脂 |
重量 | 720g |
収納 サイズ | 直径18.0cm×高さ11.2cm |
価格 | 13,200円(税込み、公式サイトより) |
こちらはモンベルのアルパインクッカー 14+16 パンセットと同じ組み合わせで、かつタフさや見た目のカッコ良さもポイントが高いです。
さらには蓋の取っ手もつかみやすく、クッカーの持ち手もしっかりしているので、こちらも本当に良い商品だと思います。
ただ、、、重量がモンベルよりさらに100g以上重いので、電車キャンパー的にはやめておきました。
まとめ
今回はキャンプ道具の筆頭、クッカーについてご紹介しました。
クッカーがあれば、BBQに一品を追加することができますし、しっかりとした料理を楽しむことができます。
別途紹介するキャンプ用のコンパクトコンロと合わせて、ご自身のキャンプスタイルに合ったものを購入いただければと思います。
以上、参考になれば幸いです。
- クッカーを持参すればキャンプの楽しさがまた一段上がる
- クッカーは「軽量・コンパクトさ」「汎用性・使い勝手の良さ」「コストパフォーマンスの良さ」で選ぶ
- 初心者キャンパーにはアルミ製のクッカー、中でも「モンベルアルパインクッカー14+16 パンセット」がおすすめ
在庫切れが多いので、Amazonなどで8,000円程度で見つけたら即買いをお勧めします!
↓合わせて買いたい:持ち運びに便利なシングルバーナー
(参考)ガスコンロもあればアウトドア料理はばっちり!
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