家族旅行には賞味期限がある。
最初から強烈なインパクトですが、星野リゾート代表がインタビューで仰っていた言葉です。
いつかキャンプいければいいなーと思っていたけど、あれ、、もしかして終わりの日は近づいてきているのかな。。
確かに!いつまでも子どもと一緒に行動することもできないし。。。でもいつくらいなんだろう。
全ての親にとって、子離れはかなしくも乗り越えなければならないものです。
特に家族みんなで楽しめる趣味があるならなおさら。。
でも、終わりを意識することで、最高のスタートを切れますし、今を存分に楽しめるはずっ!
「電車キャンプ歴5年のNむらが、子どもと一緒にキャンプいけるの何歳から?何歳まで?問題について切り込みます。色々調べたところ、お子さんの性格や環境次第という内容が多かったのですが、一つの目安を提示させていただきます。
何歳からキャンプを始める?
それでは、まずは何歳からキャンプを始めることができるのかを考えていきましょう。
1歳半以上になってからが安心
我が家では下の子がちょうど1歳の時からキャンプに行くようになりました。
きっかけは友人とのグルキャン(=グループキャンプ)で、4家族でも安心の大型コテージに宿泊。
でも、1歳の時はまだ離乳食を食べていたので、BBQはNGでみんなとは別の食べ物を用意。
そしてまだ歩くのもやっとという感じなので、段差のある場所を移動するときはちょっと怖い。。
ということで、まあ行けるけど「自ら積極的に家族だけで行くか!」とはならない感じでした。
でも、1歳半ぐらいになって、
・概ね1人で歩くことができる
・離乳食を卒業している(or ほぼ卒業で念のためパックを持っておくだけ)
という状態になると、だいぶ負担が軽くなり、そろそろ行きたいなーとなってきます。
我が家も1歳8か月で家族キャンプデビューをしました。
キャンプ場を探検するにも、自分の足で歩ける方がずっと楽しい思い出になるはず!
(そして見事にハマり、その後年5,6回は行きたくなりました。)
一歳半になれば、安定して歩けます。
皆と同じものを食べられます。
未知の体験、マスのつかみ取りに大はしゃぎ!(さすがに見ているだけですが笑)
とはいえ、まだまだ小さいのでガチのテント泊は控えて、快適に過ごせるコテージとすることがおすすめです。
この時期に親もキャンプの経験値を上げておくと良いかもですね。
最初はBBQの火起こしさえも苦戦しますからね!
コテージやテント泊などのキャンプスタイルの特徴を知りたい方、小さな子連れの方は、是非こちらの記事も参考にしてください。
>キャンプ場の宿泊スタイル紹介|初心者にはコテージがおススメ!
3歳以降は全力で楽しめる
子どもが3歳以上となってくると、できることがぐっと広がってきます。
また、手先も器用になってくるので、簡単なお手伝いもできますよ。
このタイミングに、キャンプでお手伝い習慣を作るきっかけにしても良いかもですね。
お兄ちゃんの作っているポップコーンを見守る係。
コップを洗う係。
やぎの世話をする係。
そして、疲れて寝る(でも寝袋には収まってくれない)
幼少期の自然体験が生きる力を育てる
3歳くらいになると色々できて楽しめそうだよね。でも、なんでキャンプがいいんだっけ?
テーマパークとか行った方が子どもも楽しめるし、温泉旅館とかなら親も楽じゃない?なんか敢えて大変な思いをしているような。。
確かにキャンプの場合、かわいいキャラクターもいませんし、基本的には自分達で色々やらなくてはいけないです。でもその大変さがいいんです!
いわゆる観光目的の旅行とは違って、キャンプの場合は事前準備や現地での設営・料理・片付けなどもやらなくてはいけません。
確かにあらためて考えると、手間がかかる旅行だなとは思います。
でも、その分子どもにとっては観光旅行以上に得られる体験が多いのが特徴です。
・現代の子どもたちは、のびのびと遊べる場所が限られてしまったり、習い事や塾が忙しかったりで、体を動かして遊ぶ機会が減ってしまっています。
こども学びラボより引用
・自然体験活動をたくさんした経験した子どもには、課題解決能力や豊かな人間性など「生きる力」が備わっている
・家族でキャンプ……疑問を解決しようとする気持ちが生まれる、協調性、コミュニケーション力、自主性が芽生える、発想力
上記のように、キャンプ体験は「体を動かし、自然体験をして、様々な生きる力を育む」ことができる貴重な機会です。
今後も積極的にキャンプの機会を作りたいと思います。
キャンプ場で全力で遊ぶために、何が必要かを考えて自分達で荷物を選び持参します。
大きなリュックの中には遊び道具やお菓子以外に、釣りやキャンプ飯の本が入っていたことも。
魚を釣った後には、さばいて食べますが、キャンプ場によってはその一部始終を見ることができます。
ちなみにこちらのキャンプ場では、魚の心臓を取り出して動いているところを見せてくれたり、それを餌にすると即釣れることも教えてくれました。(大人もびっくり!)
キャンプでは料理も重要なイベントなので、好きな食材を選んで買って、現地で子ども達に手伝ってもらいます。
自分達でワイワイやりながら作り、自然を眺めながら家族みんなでギャーギャー言いながら食べるとおいしいですよ!
何歳まで一緒にキャンプができる?
家族旅行に行かなくなる理由
我が家は今、このブログを書いている時点では上の子が8歳(小学3年生)、下の子が4歳(保育園年中)です。
正直ここから先は未知の世界ではありますが、世の先輩夫婦の声を調べると大体こんな声がありました。
いくつか抜粋して紹介します。
・特に男の子は、年頃になると親と一緒に歩くのが恥ずかしいと感じる子もいます
MAMARINAより引用
・中学入学後、上の子が運動系の部活に入ったので、夏休み中も練習が多くて日程が合わなくなった
・子供が小学4年生の時にサッカーチームに入ったことで時間が取れなくなってしまった
・家族で旅行より友達との交流のほうが楽しくなってきた
今後学校での部活動の在り方は変わっていくかもしれません。
それでも、子ども自身がスポーツに夢中になって、週末もチームで練習したい!となるのは全然ありえますね。
まとめると以下のような感じですね。
家族旅行に行かなくなる理由
①部活や習い事で忙しくなる
②だんだん親との旅行が恥ずかしくなる
③他に多くの楽しみを知る
*ただし、例外もあり。
親としては親離れなので悲しいことでもあり、成長が嬉しいことでもあります。
せっかく家族キャンプが楽しめるようになったのに。部活や習い事始めたらすぐに行けなくなってしまうよ。。
親が無理に時期を引き延ばすのは良くないですが、必ずしも小学生までってわけではないみたいですよ。
時期は子どもによって大きく変わる
先ほどは小学生で終了となる事例を紹介しましたが、中学生以降も家族一緒に旅行に行っている人の声もあります。
・全員揃って旅行に行けていたのは長男が高校に上がるまででした。長男が高校生になり、部活にバイトにと忙しくなると家族での予定が合わなくなりました。
MAMARINAより引用
・上の子が大学受験の勉強を始めたのをきっかけに家族旅行ができなくなった
・私の子供は家を出る18歳まで家族旅行に付いて来てくれました。
また、こんなデータもあるようです。
*小学4年生~中学3年生のお子さんを持つ保護者360名を対象にしています。
「今でも行っている」が88%だから小学生で家族旅行に行かなくなる方が少数派ってこと?
どうだろう。「13歳以上×今でも」の合計が69人だから、「小学生×今でも」は247人にもなるんだよね。でもこの層は今後どうなるかわからない。。
データはあくまで参考情報としてとらえた方がよさそうだね。
先輩方のリアルな声やデータから、中学生以降でも一緒に行ける可能性も見えてきました。
(ただ、年齢が上がるにつれて、旅行内容は問われそうですね。)
時代が変わり、多様な価値観が受け入れられてきているので、一律こうだ!とは言えません。
でも、いかに子どもが自分から行きたいという雰囲気を作るかは重要になってきそうです。
結論:上の子が小学6年生になるまでが一つの区切り
家族旅行の期間について色々調べてみましたが、Nむら的な今後の方針も以下にまとめました。
Nむら家キャンプの方針(案)
・キャンプは上の子が小学生卒業までと想定する(あと3年!)
・今は全力で家族とのキャンプを楽しむ
・いつか終わりが来ることも認識し、その時は子どもの意思を尊重する
とはいえ、できる限り延命はしたいので、対策はこんな感じです。
家族キャンプの期間を延ばすための対策
・「キャンプ楽しいねーまた行きたいねー」と声掛けする
・キャンプの写真を時折みんなで見て振り返る
・キャンプの計画を子どもに聞こえるように楽しく夫婦で話す
・家族でアニメ「ゆるきゃん△」を見る(高校生がゆるーくキャンプする漫画が原作)
写真の効果は絶大です。デジタルな時代ですが、写真を印刷して壁とかに張っておくと、とても幸せな気分に浸れますよ!
キャンプ行きたい!でも家族の反応が悪いという方にお勧め↓
>家族をキャンプに誘う方法4選!不安を解消し、ゆるくて自由なキャンプを始めよう
まとめ
今回は子どもとのキャンプ、いつから?いつまで?問題に全力で調査し、Nむら的な結論をまとめました。
子どもの健やかな成長にも、キャンプのような自然体験が必要とあらためて認識できました。
・子どもが楽しみながら成功・失敗いろいろ体験して学べる
・パパ・ママも子どもと一緒に楽しめる
やっぱりキャンプは最高ですね。
初めての方も是非、この機会に挑戦してみてくださいね!
・キャンプは子どもが1歳半になってからが安心。3歳以上なら全力で遊びまわれる。
・キャンプは子どもの「生きる力」を育む。親子ともに、キャンプを通して成長しよう。
・楽しい家族キャンプもいずれ終わりが来る。時期は様々だが小学校卒業が一つの目安。