- キャンプ初心者でテント設営が不安
- 子連れキャンプにはどんな宿泊スタイルがおすすめか知りたい
- グランピング、コテージ、バンガロー、キャビンなどの違いと特徴を知りたい
最近グランピングが流行っているね。テントの中にベッドがあるものを見てびっくりしたよ。
キャンプといってもいろんな宿泊スタイルがあるみたいだね。でも、自分には何がいいのかわからなくなってきたよ。
グランピング、コテージ、バンガロー、ログキャビン、、、
テント泊以外にも、たくさんの宿泊スタイルをキャンプ場側で用意してくれています。
選択肢が増えることはとっても嬉しいことですが、キャンプ初心者にとっては、どのスタイルが良いのかわからなくなってしまいますよね。
キャンプ場についてから、
「思ってたんと違う!!」
ってならないように、今回の記事で事前にざっくりイメージを把握しておいてくださいね。
「電車キャンプ歴5年のNむらが、キャンプのスタイルについて私見も交えてお伝えします。初心者にお勧めはコテージですが、キャンプ場によって設備は様々なので、確認ポイントをしっかり押さえてください!」
- 宿泊スタイル(グランピング、コテージ、バンガロー、キャビン、テント)ごとの特徴
- 呼び名や設備の充実度はキャンプ場毎に異なるので事前確認が必要
- 初心者や小さな子連れはコテージがおすすめ
- バンガロー・ログキャビンが価格とアウトドア感のバランスが良い
キャンプの宿泊スタイル
キャンプ場での宿泊スタイルは様々です。
まずはよく聞くものを中心に、写真を見ながらざっくり学んでいきましょう。
主要なキャンプスタイル
テント/常設テント
テントはイメージが付きやすいかと思いますが、設置の仕方・飾りつけ方や、テント自体のグレードでだいぶ見た目の印象が変わってきます。
↑こちらはグレードの高いテント+焚火台やキッチンツールなど諸々設置してもらってます。(常設を利用)
飾りつけもおしゃれで、道具も揃っていると、ベテランキャンパー感に浸れます。
↑こちらはティピーテントと言われるとんがり屋根のテントです。(常設を利用)
シンプルですが、開放感とおしゃれさ・かわいさが同居の素敵なテントです。
↑よくあるテント+タープの組み合わせで、初心者にも優しいColemanのベーシックなタイプです。(レンタルして自分達で設置)
- Theキャンプという感じで、アウトドアを満喫できる
- 持参やレンタルすれば費用がかなり抑えられる
- 常設テントなら設置不要で、様々な種類のテントを試せる(レンタルは簡易なものが多い)
- 猛暑日や冬の時期は要注意!
- 周りの生活音が気になる人もいるかも
- 電車キャンプの場合セキュリティ面にやや不安あり(鍵などないので貴重品の管理は要注意)
グランピング
最近大人気のグランピングはこんなイメージです。
テントの中にベッドがあったり、おしゃれなインテリアがあったり、とにかくゴージャスな感じです。
記念日などに是非泊まってみたいですよね!
私も最初見たとき、「何だこれはー!?」と驚きを隠せませんでした(笑)
- おしゃれで写真映えする
- とにかく気分が上がるので、特別な日に最適
- 料理などもセットになっていることが多く、面倒なことはほぼやらなくて良い
- 費用が高い
- リッチ過ぎるものを選ぶと、キャンプ感がやや薄れる
- キャンプ場によって設備にかなりの差がある
パオ(ゲル)
パオ/ゲルはモンゴルの円形移動式住居のことです。(呼び名の違いは言語の違いとのこと。)
遊牧民の気分が味わえるとのことでしたが、エアコン付きでややグランピング寄りでした。
丸太をあしらったクッションがとても素敵ですね。
- 外観にインパクトがあるものが多く、写真映えする
- テントより居住性が高く、快適に寝られる
- やや珍しいタイプなので、「パオに泊まったよ!」と自慢できる
- 写真映えレベルにおいて、グランピングには勝てない
- いつもと違う感じにしたいという要望以外は、積極的に選ばなくても良いかも
コテージ・トレーラーハウス
コテージやトレーラーハウスは簡易的な家のような感じで、エアコン/トイレ・バス/キッチンなどがあることが多いです。
↑こちらがコテージです。まさに簡易版の家という感じですが、アウトドア感もしっかりあります。
ちなみにここは宿泊者用に、ハンモックや焚火台などのリラックススペースも用意していました。
↑こちらはトレーラーハウスです。
宿泊用のキャンピングカーの横にテーブル、BBQ台、ファイヤーピットなどがいろいろ用意されています。
中にはキッチン、バス・トイレもついていて快適です。
多くのキャンパーが憧れる豪華・大型のキャンピングカーみたいな感じですね。
- 設備が整っているところが多く、持参物が少なくて済む(電車キャンパーメリット大)
- アウトドア感はしっかり残してくれているので、快適にキャンプを楽しめる
- 費用がやや高い
- キャンプ場によってやや設備に差があるので、選ぶ際には注意が必要
バンガロー・ログキャビン
バンガローやログキャビンは、宿泊するという目的に特化したスタイルです。
室内にバス・トイレ・水道設備はありませんが、エアコンは設置されていることが多いです。
↑こちらはログキャビンです。
専用テラスでゆっくりアウトドア料理が楽しめます。
↑こちらはバンガローです。
角度的に見えづらいですが、テーブルとイスが設置されています。
バンガロー、ログキャビンともに、中は基本的に寝るスペースのみです。
場所によって、二段ベッドがあったり、ロフトがあったり、シンプルに平面だったりします。
- 快適さと費用のバランスが良く、コスパに優れる
- 室内の設備は最低限だが、快適に寝れて、セキュリティ上の安心感がある
- 子連れ×電車キャンプに最適で利用頻度が高い(Nむらの場合)
- ランタンや調理器具などの小物を複数持参しないと、レンタル費用が高くなる
実は定義はあいまい
色々あったけど、全体的に違いがよくわからなくなってきたよ。グランピングはコテージの中にテントがあったし。バンガローとログキャビンなんてほぼ同じに見えたよ。
実際、定義は曖昧なため、キャンプ場によっても名称に違いがあったりします。グランピングにも様々なタイプがありますしね。
宿泊スタイル別の位置づけ
横軸に「アウトドア感⇔快適さ」、縦軸に「コスト高⇔コスト低」として整理すると、以下のような感じになります。
グランピングは、各宿泊タイプをゴージャスにしたものと考えると分かりやすいです。
(そのため、テント、パオ、コテージに重複部分を持たせています。)
設備の面からまとめてみるとこんな感じです。
各スタイルの特徴はわかったけど、初心者はどこがいいのかも教えてほしいかも。
それではキャンプ初心者や少し慣れた人にお勧めする宿泊タイプをお伝えしていきますね。
ユーザー別おすすめのキャンプスタイル
それでは、代表的な以下の3パターンについて、解説していきます。
キャンプ初心者と小さな子連れにはコテージがおすすめ
キャンプ初心者や小さな子ども(1~2歳)がいる場合はコテージ泊がおすすめです。
コテージ泊:把握しておきたいポイント
キャンプ初心者の場合、キャンプ道具などはあまり持っていないはずです。
また、小さなお子さんがいる場合は離乳食やおむつなど、キャンプ道具以外にも結構な荷物を持参する必要があります。
そのため、なるべくキャンプ場側の設備を利用すると、負担が少なくなって快適にキャンプを楽しめます。
コテージであれば、様々なニーズに対応できるのでかなり安心感があります。
- 専用のトイレと風呂がついていることが多く、服などを派手によごしてもすぐに対応可能
- キッチンやレンジがあることも(離乳食作りや冷めた料理の再利用も楽)
- エアコンがついていて、寒暖に対応できる
- ベッドで快適に寝られる
その安心感を持ちつつ、専用テラスでアウトドア料理を楽しむなど両立ができるのがとても良いですね。
料理の下ごしらえはコテージ内で行い、
食事を楽しむのはテラスで。
食事が終わったらゆったりと焚火を楽しみます。
確かにこんな感じなら、初心者や小さな子連れでも安心して過ごせるね。コテージいいかも!!
コテージ泊の注意点
コテージは便利で快適な分、どうしても値段が高くなりがちです。
慣れてきたり、子どもが成長してきたら、是非後述するバンガロータイプも試してみてください。
やっぱり至れり尽くせりは高くつくよね。年に何度も行くなら、費用も検討しないとだね。
慣れてきたらバンガロー・キャビンがおすすめ
キャンプに慣れてきたら、快適さをキープしながらコストを抑えるためにバンガローやログキャビンタイプがおススメです。
(もちろん初回からバンガロー・ログキャビンでも、足りないキャンプ用品はレンタルすれば全く問題ありません。)
バンガロー・ログキャビン泊:把握しておきたいポイント
キャンプに慣れてきた場合には、重視すべきは費用と手間のバランスをとることです。
(何度も行きたくなるので費用はなるべく下げたい!!)
バンガロー・ログキャビンの場合、以下のような条件が付きますが、その分費用は安くなります。
- 必要最低限の設備があり、足りない分はレンタルか持参することになる
- トイレや風呂、水回りは公共のものを利用
- エアコンがついているところを選べば、寒暖に対応できる
- 室内で快適に寝られる(布団や寝袋はレンタル扱いになることも)
持参と掃除が大変なバーベキュー台や焚火台は、レンタルしてしまえばOKです。
鍋とフライパンで簡単調理といった感じでも、外で食べるととってもおいしいですね。
鍋・フライパン、ガスコンロなどのキャンプ用品は徐々に購入して自分達のスタイルを楽しんでください。
バンガロー・ログキャビン泊の注意点
バンガロー・ログキャビンタイプはコストパフォーマンスに優れる分、キャンプ場によって設備の幅があります。
最低限、以下の項目については必ずチェックするようにしましょう。
- エアコンの有無
- 布団や寝袋の有無/レンタル可否
- ランタンの有無/レンタル可否(設置済のものだけだと概ね明るさが足りない)
- BBQ台や焚火台のレンタル可否
- 調理器具(ガスコンロ、鍋/フライパン)のレンタル可否
- 近くで食材を買える場所、キャンプ場売店の品ぞろえ
- レンタル品の総合計額
ちなみに我が家では、焚火台、ランタン、調理器具、食器、食材は全て持参しています。(レンタルは布団とBBQ台くらい)
Nむら家で一番利用しているのはバンガロー・ログキャビンタイプです。エアコンさえあれば真夏や真冬も問題なしで、オールシーズン行けますからね。
電車キャンプの持ち物についてはこちらを参考にしてください。
アウトドア感全開で楽しみたいならテントがおすすめ
アウトドア感を全力で楽しみたいなら、キャンプの王道テントがおすすめです。
とはいえ、持参・レンタル・常設で快適さは大きく異なりますので、テント泊の場合はまずどちらにするかを検討しましょう。
レンタルテント or 常設テント?
車派はともかく、電車キャンプ派はほぼレンタルのテントか常設テントの選択になるかと思います。
それぞれおすすめポイントをまとめました。
- 費用を安く抑えたい
- テントを立てることも楽しみたい/体験したい
- 費用が多少かかってもいいから、手軽に楽しみたい
- キャンプ場についたらすぐに子どもと遊びたい
- おしゃれで快適な居住空間を確保したい
レンタルの場合、ほとんどの場合初めてそのテントを設置することになるかと思いますが、慣れるまではそれなり大変です。
我が家で初めて設置した時には1時間以上かかり、キャンプ場のスタッフに手伝ってもらいました。
大変ではありましたが、貴重な体験ですし、自分で設置したテントで過ごすのはとても嬉しかったです。
テントを組み立てている様子。
子どもにも積極的に手伝ってもらいます。
完成したテントはこんな感じで、結構うまくできました!
実際にはかなりの格闘があったのですが、、そちらは以下の記事に詳細を書いたのでご参考まで。
テント泊:把握しておきたいポイント
レンタル・常設ともに、まさに自然の中で過ごします。
- 基本的にはほぼレンタルか持参で済ませることになる
- 水回り設備はすべて公共のものを利用
- エアコンはないので、気候の良い時期を選びたい
- 寝袋の下に敷くマットによって寝心地が大きく変化(ペラペラのものはきつい)
ただ、これらも慣れればテント泊を思いっきり楽しめます!
テントだとやっぱり外主体の過ごし方になるので、アウトドア感を満喫できますね。
注意点
テントを利用する場合、注意点はたくさんあります。
以下は必ず把握した上で、キャンプに臨んでくださいね。
まとめ
以上、キャンプの宿泊スタイルの特徴と、おすすめのユーザーについて解説してきました。
定義があいまいだったり、設備の充実度もキャンプ場によって全く異なってくるので、主観ベースの説明になった点はご了承ください。
それぞれの特徴をざっくり把握した上で、自分達に最適なスタイルでキャンプを思いっきり楽しんでいただければと思います!
そういえば、キャンプ場を決めるのが先なのかな?もしくは宿泊スタイルを決めるのが先?
自分の場合は、まずはキャンプ場を探して、その中でベストなスタイルを選びます。我が家はテントがないですし、都度自由に選べるのも電車キャンプの強みですね!
- キャンプスタイルの名称や設備の充実度はキャンプ場毎に異なるので、事前確認が必要
- 初心者や小さな子が一緒の場合はコテージがおすすめ。
- 慣れてきたら少しずつキャンプ道具を揃えつつ、バンガローやキャンプも試してみると良い。
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