車はないけどキャンプには行きたい、電車キャンパーのNむらです。
今回は埼玉県長瀞町(ながとろ)にある「長瀞オートキャンプ場」について、ブログでご紹介します。
電車キャンプ歴5年のNむらが、キャンプ場とその周辺環境を電車キャンパー目線で調べ倒しました。近隣立ち寄りスポットやアクティビティもご紹介していきます。
今回の支出合計は65,090円です。ピーク時期のグランピング×コテージ泊だったので宿泊費用が高めになりましたね。
項目 | 電車キャンパー的な評価 |
---|---|
アクセス | (良い) |
設備充実度/清潔さ | (最高) |
アクティビティ | (良い) |
サポート/レンタル品 | (良い) |
コストパフォーマンス | (普通) |
*このブログ記事は2021年7月初旬に、長瀞オートキャンプ場に家族キャンプした際のレポートとなります。
長瀞オートキャンプ場とは
長瀞オートキャンプ場は埼玉県長瀞町にある、ファミリー向け、リバーサイドのキャンプ場です。
テントを持っている方は川沿いに設置できるので、最高のリバービューを見ながら穏やかにキャンプができそうです。
テントを持っていなくても、グランピングコテージやバンガローに宿泊しつつ、川沿いキャンプ場の雰囲気を味わうこともできます。
女性オーナーが、女性が安心してキャンプできるように配慮しており、清潔感・おしゃれ度もピカイチです。
女性専用シャワールーム、パウダールーム、オムツ替え&授乳所(現在リニューアル中)
女性キャンパー向けイベントの実施
といった感じで女性向けサービスも充実しています。
パパはキャンプ好きだけどママがあまり乗り気でないという場合には、まさにぴったりのキャンプ場とも言えます。
基本情報
キャンプ場名称 | 長瀞オートキャンプ場 |
住所 | 埼玉県秩父郡長瀞町大字井戸559-1 |
キャンプ場タイプ | リバーサイドキャンプ場 |
宿泊タイプ | オートサイト グランピング(室内テント、コテージ) バンガロー |
お風呂 | 無料のシャワールーム |
売店 | あり(薪・炭、お酒、米、調味料など) |
電車でのアクセス方法
最寄り駅 | 野上駅(秩父鉄道) |
キャンプ場への行き方 | 野上駅よりタクシーで6分(1200円程度) *配車費用含む |
最寄りは秩父鉄道の野上駅です。
キャンプ場に直行するとタクシーでは6分程、徒歩だと20分程度のようです。
近くのお買い物スポット
野上駅から徒歩5分程度のところにフジマート(スーパー)があります。
品ぞろえも良いので、キャンプ場のBBQセットではなくこちらで購入した方がコストを抑えられますよ。
フジマート以外にも隣に薬局もあるので、必要に応じて購入してからキャンプ場に向かいましょう。
なお、タクシーはフジマート前にも配車を受け受けてくれますが、少し時間がかかることがあります。
買い物時間を逆算しつつ、先に電話予約しておくのと安心です。
混雑する時期だったのか、タクシーは車数が少ないようでした。我が家の場合、依頼してから20分ほどで到着しました。
写真で見る長瀞オートキャンプ場
管理棟
管理棟内は味のあるキャンプ用品が並んでいて、とてもおしゃれですね。
レンタル品や購入品も充実しているので、キャンプ用品をあまり持っていない初心者にとっては安心感があります。
ただ、食材は米とカレールウくらいなので、基本はスーパーで購入しておき、調味料などを一部買い忘れた場合にお世話になるのが良さそうです。
キャンプ場近辺にはコンビニもないので、事前に持ち物リストを作っておくのがベストです。
宿泊場所
我が家はグランピングコテージの「ボスコ」に宿泊しました。
内装はこの通り、ゴージャスな感じです。二段ベッド+布団、さらには照明や植物まであります。
普段から質素なキャビンを主戦場にしている我が家的には「なんだこれ、すごい!」ってなりました。
写真を撮り忘れましたがトイレもありますので、夜に暗い道を歩く必要もありません。(ウォシュレットはなし)
テラスには焚き火台とBBQ台(兼テーブル)が設置されています。
BBQ用の網も料金に含まれているので、食材を持ち込み炭を受付で購入すれば、手軽にBBQを始めることができます。
グランピング設備はテントが2種、コテージが8種あるので、人数や予算に合わせて自分たちにあったグランピングを楽しめますね。
場内には他にもバンガローがあります。
グレードアップ、Wifi完備、ドックラン、スタンダードと大きく4分類されており、全部で16種類もあります。
グランピングでないバンガローとは言え、グレードアップタイプはグランピングにも近いおしゃれ度・快適度なので、興味があれば是非見てみてください。
こちらはWifi完備のバンガローです。新設のようでかなりきれいでした。
平日限定ワーケーション(お一人様専用)というプランもあるので、リモートワークができる方にとっては最高の環境ですね。
テントエリアはグランピングやバンガローとは別れており、川沿いに面しています。
こちらはプレミアムサイトです。
一番大きいこちらのP4番は336㎡もあり、しっかり区切られているのでプライベート感ありますね。
リバービューを独り占めできます。
水場
グランピングエリアの水場はこんな感じできれいでした。温水も出ます。
8グループに対してこの水場が二つあるので、待たずに快適に使用できました。
シャワールーム
こちらは男女共用のシャワールームです。
こことは別に女性専用があるので、女性も気軽に安心してシャワーを利用することができます。
場内遊具
長瀞オートキャンプ場内には簡単な遊具があります。ブランコや滑り台などベーシックなものは揃えています。
規模としてはかなり小さ目なので、キャンプ場内のちょっとした探検ついでに遊具で遊ぶという感じになります。
荒川の川辺
探検ついでに川に出てみました。
ただ、こちらは川の流れが早いので水遊びというよりは景色を眺めたりする用です。
時折ラフティングをしている人たちがやってくるので、見ていて結構楽しいです。
水遊びをしたい方は、地図左上の川の流れが弱いエリアを選んでください。
長瀞オートキャンプ場の良いところ
Nむら家が感じた長瀞オートキャンプ場の良いところを紹介します。
家族×電車キャンパー視点となりますので、あらかじめご了承ください。
手軽にグランピングができる
今回我が家でも初めてグランピングを体験したのですが、家族ウケが非常に良かったです。
長瀞オートキャンプ場では、趣向を凝らしたグランピングスタイルが複数あります。
なんと室内にテントがあり、その中にはベッドが2つ並んでいます。
Theグランピングという感じですね。外にはBBQができるテラスがあるので、優雅にアウトドアを楽しめそうです。
こちらはグランピングコテージで、ゆらゆらできるイスがありますね。
寝室は二階になっており、はしごの上り下りなどで子ども達も喜びそうです。(小さなお子さんの場合は注意が必要。)
グランピングとの境目がわかりませんが、こちらは通常バンガローのグレードアップ版です。
ハンモックもあるし、眺めが素敵なテラスでBBQができるしで、グランピングと同程度に快適なキャンプができそうです。
通常のバンガロータイプにすると、内部が少し質素だったり、BBQスペースが他のキャンパーと隣り合わせだったりしますが、その分コストを抑えられます。
予算に合わせて様々なタイプを選べるのは嬉しいですね。
キャンプ初心者・女性に優しい
長瀞オートキャンプ場は、
女性限定プレミアムサイト有り(小学生男子はセーフ)
女性用のパウダールーム・シャワールーム有り
毎年GIRLS CAMP DAY(キャンプイベント)を開催
という女性に優しいキャンプ場でもあります。
Nむらはもちろん中に入れませんでしたが、写真を見るだけでも女性キャンパーウェルカムな雰囲気を感じます。
もちろん場内の設備も綺麗かつおしゃれなので、ママさんのテンションが上がること間違いなしですね。
やっぱりキャンプでも綺麗さはゆずれないよ。テンション上がる~!
男子キャンパー、特にワイルドな方には・・・という感じもありますが、、初心者キャンパーにとっても優しい点も補足説明します。
グランピングやバンガロータイプの宿泊の場合、BBQ台が設置されています。
長瀞オートキャンプ場のBBQ台はテーブルと一体型になっているのですが、これが結構快適でした。
良くある自立式のBBQ台の場合は立って作業しなければならないのですが、こちらは座ったままで手が届くので非常に楽です。
広範囲で一気に焼くことも可能ですし、炭を半分のエリアだけに集中してもう半分を保温スペースにするなど自在です。
また、グランピングコテージのボスコには、立派な焚き火台も設置されていました。
子ども達が走り回って焚き火台を転倒させるリスクもゼロですし、安心して美しい炎を見ることができますよ。
写真映えするスポットが多数ある
長瀞オートキャンプ場は写真映えする場所がたくさんあります。
こちらは特にSNS投稿を意識したスポットですよね。(映える写真を撮る際には、全身ではなくアップで撮りましょう笑)
お勧めは何といってもキャンプ場を一望できるこちらの眺めです。
荒川沿いにたくさんのテントが張られており、素敵なキャンプ場に来た!とあらためて感じます。
実はキャンプ場内から簡単に行けます。受付の横を通って、階段を上り、
橋の中央からキャンプ場を眺めると先程のビューを堪能できます。
他にも素敵な場所はたくさんありますし、先ほど紹介したグランピング施設自体もとても写真映えしますよ。
素敵なキャンプ場だね!これならパートナーも喜びそう。
こんな感じで長瀞オートキャンプ場自体にも良い点がたくさんありますが、キャンプに周辺アクティビティを絡めるとさらに楽しめます。
近隣に川遊びスポットやリバーアクティビティがたくさんあるので、是非合わせて長瀞キャンプを満喫しましょう。
長瀞オートキャンプ場の気になるところ
続いて、長瀞オートキャンプ場の気になるところを紹介します。
費用がやや高い
長瀞オートキャンプ場でグランピングやコテージ・バンガロー泊をする場合、費用はやや高めです。
たとえば我が家が宿泊したボスコの場合はこんな感じの料金です。
レギュラー(通常時・平日):33,000円
トップ(通常時・土日):39,000円
ハイトップ(ピーク時・土日祝):42,000円
また、施設利用料として、以下の金額が追加でかかります。
大人600円 /小学生300円(未就学児は無料)
多くの場合土日を利用してキャンプをすることになるかと思いますが、その場合どうしてもそれなりの金額感になってしまいます。
記念日キャンプだったり、年に1・2回しかいかない場合なら良さそうですが、我が家的には若干予算オーバー気味でした。
とはいえ、雰囲気はとても良いので予算が問題ないのであれば、是非一度はグランピングを体験してみてください。
次回は少しだけ予算を抑えつつ、先述のグレードアップバンガロータイプ(特に26番)に宿泊したいと思います。
ここならリバービューだし、ボスコより5000円安く泊まれます。さらには室内にハンモックもついているので子ども達も喜びそう!
現金払いのみ、受付18時クローズ
これは当日ちょっと困ってしまったシリーズですが、支払いは現金払いのみです。
グランピングコテージ:ボスコの場合は4万円も払うので、クレカやPayPay払いとかができると良いですね。
念のために多めにと持って行ったお金を全て使い切い、ギリギリ清算できました。危なかったです。
また、受付が18時クローズなのはかなり早いと感じました。。
夏季であまり焚き火はしないとはいえ、様子を見ながら追加購入ができないのはちょっと辛かったです。
ちなみにキャンプ場の方針としてごみは持ち帰ることになるのですが、電車キャンパーということで、有料で引き取ってくれたのは助かりました。(我が家は1袋300円×2を使用)
我が家の過ごし方
最後に我が家の過ごし方を簡単にご紹介します。直前に大雨が降った影響で、、一部予定をキャンセルしたり悲しい仕上がりでした。。
天候の良いタイミングで行ければ、長瀞オートキャンプ場の良さをもっと感じられたかと思います。リベンジしたいところですね。。
初日:天然かき氷とグランピングを満喫
今回のテーマはグランピングとカヤックでしたが、、、前日の大雨の影響で荒川の水量がだいぶ増えているとの情報が入りました。
嫌な予感がしつつ、とりあえず予定通り出発です。
今回持参したキャンプ道具
・クッカーセット(鍋、フライパン)
・コンパクトガスコンロ×2
・ランタン×2
・食器類(箸、皿、コップなど)
・調味料等
今回はグランピングコテージ泊でしたが自炊のため、キャンプ道具の8割程度を持っていきました。焚き火台は設置済なので置いて行きます。
タイムスケジュール
08:00 | 自宅を出発 |
遅延に悩まされながら移動 | |
11:30 | 阿左美冷蔵でかき氷を食べる |
13:15 | 野上駅のスーパーで買い物 |
14:30 | チェックイン |
15:00 | 探検+場内遊び |
17:00 | シャワー |
17:30 | 夕食準備+夕食 |
20:00 | 花火 |
20:30 | テラス→室内でゆったり |
23:00 | 就寝 |
まずは長瀞オートキャンプ場の最寄り駅である「野上駅」を目指して向かうわけですが、、、初っ端からトラブル発生。
大雨の影響で電車のダイヤが大幅に乱れており、最初の乗り換え地点でいきなり30分待ちという幸先の悪いスタートです。
秩父鉄道に乗るころには、もうこのグダグダ感です(笑)
子ども達の機嫌を直すために、そして親のテンションも上げるために、上長瀞駅にて途中下車してかき氷を食べに行くことにしました。
阿左美冷蔵の金崎本店に行くと、幸い大した行列はなく、5分待ち程度で入店できました。
悪かった機嫌も山盛りのかき氷を見れば復活です。
こちらは蔵元秘伝みつ「極みスペシャル」という一押しの味で、粒あん・白あん・抹茶あん付です。
お値段1500円となかなかの金額でしたが、上品な味つけでとてもおいしかったです。
家族4人で3つ注文したのですが、子ども達もきっちり一人1個食べており、やや物足りない感があったので追加注文しました。
白玉+粒あん+かき氷で900円、山盛り感に圧倒されつつも完食です。
夏場はかなりの混雑が予想されるので、行列覚悟で行った方がいいかもです。電話で聞いたところ、朝一客が帰る11時頃が狙い目とのこと。
阿左美冷蔵 金崎本店(上長瀞駅徒歩4分)
野上駅でスーパーに寄った後、タクシーで長瀞オートキャンプ場まで移動します。
チェックインは管理棟の中に入らずに外でささっと完了しました。(コロナ対策ばっちりですね。)
本日宿泊のグランピングコテージまで荷物を移動します。キャリーは受付で借りられます。
グランピングエリアに向かう際にはちょっとした坂(下り+上り)があります。
子ども達も頑張って押してくれて、無事に到着です。
グランピングコテージのゴージャスな雰囲気を一通り味わった後、
雨降りキャンプ用に持ってきたレインコートと水鉄砲を出して遊びます。
タイミング良く周りに誰もいなかったので思う存分楽しめました。
シャワーを浴びた後は夕食準備を始めます。テーブルとBBQ台が一緒になっており、調理がとっても楽でした。
燻製機でベーコンとチーズ、うまい棒の燻製も作ります。
この日はこんな感じのメニューでした。
キャベツサラダ
ベーコン・ウインナー・各種焼き肉BBQ
アヒージョ
燻製チーズ、ベーコン
夕食で一息ついたらコテージの周りで花火をしました。夏のキャンプっぽくていいですね。
花火後は仕込んでおいた焼き芋を食べたりしてまったり過ごしました。
炭火でじっくり(30分~1時間程度かけて)作った焼き芋は本当においしいです。
既におなか一杯でしたが、奪い合うようにして食べました。
2日目:キャンプ場でゆったりし、早めに帰宅
07:00 | 起床 |
07:30 | 朝食準備 |
08:00 | 朝食+まったり |
09:30 | 片付け |
10:00 | チェックアウト |
11:00 | 場内遊び+タクシー待ち |
11:30 | 野上駅から帰宅 |
起床してから朝食を作ってまったりしていましたが、、
大雨の影響+当日の雨でカヤックがキャンセルになったので、、、今日一日やることないな!
ということで、この後の予定がまったくありません。
本来の予定(13:00~)
カヌーテにてカヤック→キャンセル
電車キャンプの場合、こういう時に臨機応変に行先変更ができないのが辛いですね。
二日目は雨予報なので、どちらにせよ外でも遊べないのですが。。。
とりあえず気を取り直して朝食を食べます。
コテージ前の広場で鬼ごっこをしたり、シャボン玉で遊んだりしている間に作戦を考えましたが、良い案浮かばず。
結局そのまま帰宅することにしました。
チェックアウト後にタクシーを呼んだのですが、なんと長瀞地区で何かのイベントがあるとのこと。
今日はタクシーが予約でいっぱいなんです。2時間くらいかかりますが、それでも良ければ伺います。
そこで、泣く泣くキャンプ場受付の方に相談したところ
皆野町(みなのまち)にもタクシー会社があるので、そちらにかけると繋がるかもしれません。
とのこと。さっそくかけてみると、20分で到着してくれて助かりました。
イベントなどでタクシーが捕まらないのは盲点でした。以後タクシーの本数が少ない場合は予約をしようと思いました。
まとめ
今回のキャンプは、大雨に翻弄されて若干の不完全燃焼感が残る結果となりました。
とはいえ、その分初めてのグランピングを満喫することができました。
天候はコントロールできないので、その環境でもどう楽しむかを家族と一緒に考えるのもキャンプの醍醐味ですね。
総合計:65,090円
宿泊関連費:42,450円(グランピング+薪・炭・ゴミ袋)
交通費 :10,990円(大人2人、小学生1人分)
食費 :10,300円(スーパー、かき氷、場内アイス)
その他雑多
費用としては、グランピングということで宿泊費(40,500円)がかなりの割合を占めました。
我が家的にはグランピングよりは、バンガロー・キャビンなど必要最低限の設備を選んでコストを下げる方が満足度が高いという結論に至りました。
とはいえ、設備は本当に良かったし、たまにはこういったゴージャスなキャンプもいいなと思える内容でした。
きれいで素敵な雰囲気だったし、料金控えめのバンガロー泊でまた来たいね。
家族キャンプ的には、パパよりママ受けがよいキャンプ場ですね。
記念日キャンプや、女子キャンプなどにもばっちりかと思います。
長瀞オートキャンプ場の評価
項目 | 電車キャンパー的な評価 |
---|---|
アクセス | (良い) |
設備充実度/清潔さ | (最高) |
アクティビティ | (良い) |
サポート/レンタル品 | (良い) |
コストパフォーマンス | (普通) |
以上、ご参考になれば幸いです。
また、キャンプに行った際はレポートします!
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